「外壁塗装はまだするな」理由を徹底解説!適切な塗り替え時期も紹介

「外壁塗装はまだするな」理由を徹底解説!適切な塗り替え時期も紹介

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外壁塗装は美観を維持したり、耐久性を高めたりするために必要な工事です。

しかし「外壁塗装はまだするな」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

いつ塗り替えればよいのか、外壁塗装をおこなう適切な時期はあるのか、迷ってしまうこともあるでしょう。

とくに、外壁の劣化が小さい場合や塗料の耐用年数に余裕があるときは、まだ塗装をおこなうタイミングではないといえます。

本記事では「外壁塗装はまだするな」といわれる理由と、塗り替えを考える時期について詳しく解説します。

外壁塗装業者の選び方も紹介しているため、参考にしてください。

 

「外壁塗装はまだするな」といわれる理由

「外壁塗装はまだするな」といわれる主な理由は下記のとおりです。

・外壁塗装の劣化が進んでいない
・塗料の耐用年数に余裕がある
・外壁塗装は必要ないと思われている
・外壁塗装をする季節に適していない
・補助金や助成金を利用できる可能性がある

それぞれの理由を詳しく解説します。

外壁塗装の劣化が進んでいない

外壁の表面にひび割れや色褪せ、剥がれなどの劣化が見られない場合は、外壁塗装をする必要がありません。

防水機能や保護機能が十分に保たれている状態といえます。

見た目や機能に問題がなければ定期的な点検をおこない、必要なタイミングで塗装を検討すれば十分です。

早すぎる塗装はコストの無駄になる可能性があります。

塗料の耐用年数に余裕がある

現在使用している外壁の塗料がまだ耐用年数内の場合、劣化が少ないと考えられます。

塗料の種類によって耐用年数は異なり、シリコンやフッ素塗料は10年以上持つケースもあります。

耐用年数が残っている段階で塗装しても、塗料の性能を十分に活かせません。

無駄な出費を防ぐためにも、塗料の寿命を見極めて計画的に塗装することが大切です。

ただし耐用年数を過ぎていなくても、住んでいる環境や自然災害によって劣化が進む場合があります。

気になる症状があれば業者へ相談してください。

外壁塗装は必要ないと思われている

外壁材によっては塗装自体が不要な場合があります。

たとえば、タイルやレンガなどは耐久性が高く、劣化が起こりにくいため基本的に塗装をしない素材です。

そのほか、住まいを長持ちさせる必要がないと考えていると、塗装を省略するケースがあります。

長く住む予定がない、将来的に建て替えを検討している場合は塗装しないことがほとんどです。

塗装の必要性を理解したうえで判断する必要があります。

外壁塗装をする季節に適していない

外壁塗装は気温や湿度、天候に大きく左右される工事です。

梅雨や台風シーズン、冬の寒い時期は塗料が乾きにくく、仕上がりが悪くなる可能性があり、塗装に向いていません。

季節を選ばずに塗装をおこなうと、追加費用や再施工のリスクが高まります。

最適な時期まで待つことで、工事の品質やコスト面でメリットがあるといえます。

補助金や助成金を利用できる可能性がある

地域によっては外壁塗装に補助金や助成金が出る場合があります。

申請時期や受付期間が限られているため、タイミングを待つことで費用負担を軽減できます。

早まって工事を依頼すると、制度を利用できず損をする可能性もゼロではありません。

補助金や助成金の活用を検討しているなら、必要な情報を事前に調べておくのがおすすめです。

ただし劣化が大きく緊急を要する際には、すぐに塗装工事をしなければならない可能性があります。

 

外壁塗装を検討する劣化

外壁塗装を検討する場合の主な劣化は、下記のとおりです。

・チョーキング
・塗膜の剥がれ
・ひび割れ、色褪せ
・カビ、コケの発生

外壁の劣化は放置すると住宅の寿命を縮めるおそれがあるため、詳しく解説します。

チョーキング

チョーキングは、外壁の表面を触ったときに白い粉が手につく現象です。

塗料に含まれる顔料が紫外線や風雨などの影響で粉状になり、外壁表面に現れている状態です。

外壁の防水機能が低下しているサインで、塗り替えの目安となります。

チョーキングは放置すると劣化が進行しやすくなるため、早めに専門業者へ相談してください。

塗膜の剥がれ

塗膜の剥がれは、外壁の塗装が部分的に浮いたりめくれたりする症状です。

主な原因は経年劣化や施工不良で、塗料の耐用年数を過ぎると発生しやすくなります。

剥がれた部分から雨水が浸入しやすくなり、雨漏りや外壁内部の腐食につながるおそれがあります。

放置すると補修範囲が広がり、工事費用が増加する可能性もあるため、早期の補修・再塗装が必要です。

ひび割れ・色褪せ

ひび割れはクラックとも呼ばれ、経年劣化や地震などで外壁の塗装面に発生する症状です。

細かな亀裂が入ると雨水が浸入しやすくなります。

色褪せは紫外線や風雨の影響で塗膜が劣化し、外壁の色が薄くなった状態です。

ひび割れや色褪せは塗料の防水・保護機能が低下しているサインのため、早めの塗り替えを検討する必要があります。

カビ・コケの発生

外壁表面に黒や緑のカビ、コケが発生するのは、塗膜の防水性が低下している証拠です。

湿気が多い場所や日当たりが悪い面で発生しやすい傾向にあります。

カビやコケを放置すると美観が損なわれるだけでなく、外壁材の劣化も進行します。

また、カビやコケが発生してしまうと、住まいの健康や衛生面にも悪影響を及ぼす可能性があり危険です。

早めに塗り替えを検討してください。

 

外壁塗装をおこなう目安となる塗料の耐用年数

外壁塗装をおこなう目安となる塗料の耐用年数は、種類によって異なります。

・ウレタン塗料:5〜10年
・シリコン塗料:7〜15年
・フッ素塗料:12〜20年
・無機塗料:18〜20年

塗料の耐用年数は気候や外壁材、施工状況によっても前後するため、あくまで目安です。

耐用年数にかかわらず、外壁に劣化を見つけたときには業者へ相談し、点検してもらうのがおすすめです。

 

外壁塗装に適した時期

外壁塗装に適した時期について解説します。

・気温が安定する春や秋
・新築または前回の塗装から10〜15年が経った頃

いつ外壁塗装をするか悩んでいる方は、参考にしてください。

気温が安定する春や秋

春や秋は気温と湿度が安定し、塗料の乾燥や硬化に最適な環境です。

天候が安定しているため、工事の中断や遅延が少なく予定通りに進みやすい点もメリットです。

空気が乾燥していると塗料の仕上がりがよく、耐久性も高まります。

ただし春や秋は人気のシーズンで、予約が取りにくい可能性があります。

新築または前回の塗装から10〜15年が経った頃

外壁塗装の塗り替え時期は、新築または前回の塗装から10〜15年がひとつの目安です。

外壁は雨風や紫外線など外的ダメージを直接受けるため、経年劣化が避けられません。

劣化を放置すると外壁材自体の傷みや雨漏りのリスクが高まるため、適切な時期での塗り替えが重要です。

築年数や前回の塗装時期を確認し、メンテナンスしていく必要があります。

 

外壁塗装の塗り替え費用の相場

外壁塗装の塗り替え費用の相場は下記のとおりです。

【約30坪ほどの住宅】
・外壁塗装+屋根塗装:110万円〜160万円
・外壁のみの塗装:70万円〜110万円

ご紹介した費用はあくまで目安で、費用相場は塗装環境や使用する塗料によっても異なります。

正確な費用を把握するためには業者へ見積もり依頼する必要があります。

 

外壁塗装業者を選ぶポイント

外壁塗装業者を選ぶ主なポイントは下記のとおりです。

・塗装実績が豊富である
・完全自社施工している
・地域に密着している
・資格所有者が在籍している

塗装実績は、技術力やさまざまな施工への対応力があるかどうかを判断する指標のひとつです。

塗装実績の豊富な業者なら安心して依頼できるのはもちろん、理想の仕上がりを実現しやすくなります。

さらに完全自社施工の場合は、中間マージンがかからないため、塗装費用が安くなる可能性があります。

「塗装屋 吉」は播磨町を中心に兵庫県全域で活動し、豊富な施工実績を誇る業者です。

外壁診断士や外壁アドバイザーといった資格保有者も在籍しているため、安心感もあります。

 

「外壁塗装はまだするな」という言葉に惑わされず冷静に判断しよう

「外壁塗装はまだするな」といわれる理由には、塗り替え時期に適していない、劣化が小さいなどがあげられます。

まだきれいな外壁に塗装をおこなっても、大きな効果を得られない可能性があります。

一方、外壁にチョーキング現象や塗膜の剥がれやカビ・コケの発生などがある場合は、塗装をおこなうタイミングです。

気温が安定する春や秋に塗り替えを検討するのもおすすめです。

「外壁塗装はまだするな」という言葉に踊らされず必要かどうか、適切なタイミングかどうか冷静に判断する必要があります。

迷ったときは業者に相談してください。


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