加古川市|前回クリア塗装の密着不良に対応した屋根・外壁塗装施工事例

工事中に判明した旧クリア塗膜の密着不良に対し、下地処理と施工工程を見直し、二度のテープチェックで密着を確認しながら仕上げました。
加古川市にて、築20年の戸建住宅の屋根塗装・外壁塗装・シーリング工事・付帯部塗装・FRP防水トップコートを施工しました。
今回のお住まいは、約10年前に外壁のクリア塗装が行われていましたが、工事を進める中で旧クリア塗膜の密着状態に大きな問題があることが判明しました。
そのまま予定していた工程を進めるのではなく、お客様へ外壁の状態を写真とともに逐一ご報告し、下地処理の方法や下塗り材を変更。テープチェックを繰り返しながら、既存塗膜と新しい塗膜の密着を確認して施工しました。
外観は、少し色味を含んだホワイトをメインに、深みのあるグリーンをアクセントとして採用。建物の形状を活かした色分けとブラウンの天井を組み合わせ、モダンで落ち着いた雰囲気に仕上げています。
工事概要
施工地域:兵庫県加古川市
工事金額:約170万円
施工期間:23日間
施工内容:屋根塗装・外壁塗装・シーリング工事・付帯部塗装・FRP防水トップコート
建物情報
築年数:約20年
屋根材:カラーベスト
外壁材:窯業系サイディング
前回塗装:約10年前
既存外壁:クリア塗装仕上げ
使用材料
屋根塗装:ニューマイルド優雅 3回塗り・タフグロスコート 1回塗り
外壁下塗り:ミラクシーラーES
外壁下地調整:パーフェクトサーフ
外壁上塗り:グランセラトップ1液 2回塗り
付帯部下塗り:パーフェクトプライマー
付帯部上塗り:ファインSi 2回塗り
使用色
屋根:オリエンタル塗料標準色 ダークグレー
外壁アクセント:45-30D
外壁メイン:22-80B
お問い合わせのきっかけ
お客様は、AIから紹介された塗装業者の中から3社ほどに見積もりを依頼されており、塗装屋 吉もそのうちの一社としてお声がけいただきました。
複数社を比較されたうえで、代表の人柄に加え、見積書の内容や施工工程について分かりやすく説明してくれたことを評価していただき、今回の工事をご依頼いただきました。
カラーシミュレーションを使った色選び
色選びでは、ご主人がブラウン系、奥様がグリーン系の外壁をご希望されていたため、カラーシミュレーションを使用しながら何度か打ち合わせを重ねました。
最終的には、奥様が希望されていたグリーン系をアクセントカラーとして採用しました。
一方、お住まいは西日が強く当たる立地であったため、西日の影響を受けやすい面には、少しでも日射を反射しやすい明るいホワイト系を使用したいというご希望がありました。
色分けの位置については塗装屋 吉にお任せいただいたため、単純な縦割りのツートンにはせず、建物の立体感を活かした配色をご提案しました。
バルコニー面はオーバーハング部分までホワイト系でまとめ、バルコニー内部とバルコニー下の外壁には、グリーンが建物の内側へ入り込むように配色しています。
少し色味を含んだホワイトをメインに、深みのあるグリーンをアクセントとして使用し、天井にはブラウンを配置。黒色の雨樋・雨戸・サッシとも調和する、モダンで落ち着いた外観を目指しました。

現地調査結果
現地調査では、屋根の色褪せや外壁シーリングの劣化、付帯部の経年劣化などを確認しました。
外壁には約10年前にクリア塗装が施工されており、表面全体に色褪せのような白っぽい曇りが見られました。調査時点では、紫外線や経年によるクリア層の白化と考えており、旧塗膜が広範囲にわたって剥がれる状態までは確認できませんでした。
しかし、工事開始後に外壁へテープを貼って密着状態を確認したところ、白く曇っていた部分のクリア塗膜がテープと一緒に剥がれる状態であることが判明しました。
一方で、軒下から約15cmほどの紫外線や雨の影響を受けにくい部分や、雨戸の戸袋内部などでは、同じような剥がれは確認されませんでした。
建物全体を複数箇所でテープチェックした結果、紫外線や雨風を受ける外壁面を中心に旧クリア塗膜の密着が低下しており、前回塗装時の塗膜量や施工状態に問題があった可能性が高いと判断しました。


旧クリア塗膜の密着不良
塗装屋 吉からのご提案
旧クリア塗膜の密着不良が判明したため、当初予定していた工程をそのまま進めることはできませんでした。
塗膜剥離材を使用して旧塗膜を全面的に除去する方法もありますが、工事費用が大きくなることに加え、お住まいにはワンちゃんがいるため、臭いや施工中の生活環境への影響も考慮する必要がありました。
そこで今回は、剥離材による全面剥離ではなく、密着していないクリア塗膜をテープで可能な限り除去したうえで、高圧洗浄を行う方法をご提案しました。
さらに、外壁の下塗り材を密着性を重視した溶剤系シーラーへ変更。シーラー塗布後に一度目のテープチェックを行い、密着状態を確認してからパーフェクトサーフを施工しました。
パーフェクトサーフ施工後にも再度テープチェックを行い、下地と塗膜がしっかり密着していることを確認してから、グランセラトップ1液を2回塗り重ねています。
工事中に確認した外壁の状態、旧塗膜の剥がれ方、工程を変更する理由、施工後の密着確認については、その都度お客様へ写真をお見せしながらご説明し、ご相談のうえで工事を進めました。
塗装工事では、現地調査だけでは判断できない不具合が工事中に見つかることがあります。大切なのは、異常を確認した際に予定通り塗り進めるのではなく、建物の状態に合わせて施工方法を見直すことだと考えています。

旧塗膜テープ剥離

旧塗膜テープ剥離
高圧洗浄
塗装工事は塗る前の下地づくりがとても重要です。屋根・外壁・付帯部に付着した汚れやコケ、古い塗膜の粉などを高圧洗浄で丁寧に洗い流しました。
今回の外壁は旧クリア塗膜に密着不良が確認されたため、高圧洗浄も通常以上に時間をかけ、浮いている塗膜や汚れをできる限り除去できるよう施工しています。

高圧洗浄中

外塀高圧洗浄中
シーリング工事
既存シーリングを撤去した後、プライマーを塗布し、新しいシーリング材を充填しました。
窯業系サイディングはシーリングが建物の防水性や外壁の動きに対応する大切な役割を担っています。塗装前に打ち替えを行うことで、長期間安心してお住まいいただける状態へと整えました。

既存シーリング撤去後、シーリング養生

ボンドブレーカー設置

プライマー塗布後、シーリング充填、ならし

シーリング施工完了後
屋根塗装
屋根はカラーベストのため、高圧洗浄後にタスペーサーを設置し、雨水の排水経路を確保しました。
その後、ニューマイルド優雅を3回塗り重ね、最後にタフグロスコートを施工しています。耐候性だけでなく、美しい艶も長期間維持できる仕様です。
カラーはオリエンタル塗料標準色のダークグレーを採用し、外壁とのバランスを考えた落ち着いた印象に仕上げました。

タスペーサー設置

タスペーサー設置後

板金パーフェクトプライマー塗布

板金パーフェクトプライマー施工後

ニューマイルド優雅1回目塗布

ニューマイルド優雅1回目施工後

ニューマイルド優雅2回目塗布

ニューマイルド優雅2回目施工後

ニューマイルド優雅3回目塗布

ニューマイルド優雅3回目施工後

タフグロスコート塗布

タフグロスコート施工完了後
外壁塗装
今回の工事で最も重要だったのが外壁の下地処理です。
工事を進める中で、前回施工されたクリア塗膜がテープチェックで剥がれる状態であることが判明しました。現地調査では確認できなかったため、お客様へ状況をご説明し、施工方法を見直して工事を進めています。
密着していない旧クリア塗膜を可能な限り除去した後、高圧洗浄を実施。当初予定していた下塗り材から、密着性を重視したミラクシーラーESへ変更しました。
シーラー施工後に一度目のテープチェックを実施し、密着を確認してからパーフェクトサーフを施工。さらにサーフ施工後にも再度テープチェックを行い、十分な密着を確認したうえでグランセラトップ1液を2回塗り重ねています。
塗装工事では予定通り進めることよりも、建物の状態に合わせて最適な施工方法へ変更することが大切です。今回はお客様へ写真をお見せしながら状況をご説明し、ご相談のうえで一つひとつ工程を進めました。

ミラクシーラーES塗布

パーフェクトサーフ塗布

グランセラトップ1液中塗り(アクセント)

グランセラトップ1液上塗り(アクセント)

グランセラトップ1液中塗り(メイン)

グランセラトップ1液上塗り(メイン)
付帯部塗装
雨樋・雨戸・破風板などの付帯部は、パーフェクトプライマーで下塗りを行った後、ファインSiを2回塗り重ねました。
外壁や屋根だけでなく付帯部まで丁寧に仕上げることで、建物全体に統一感が生まれ、美観と耐久性の両方を高めています。

付帯部塗装中塗り

付帯部塗装上塗り

雨戸下塗り塗布

雨戸中塗り

雨戸上塗り

雨戸施工完了後
FRP防水トップコート
ベランダはFRP防水のトップコートを施工しました。
紫外線によって劣化したトップコートを更新することで、防水層を保護し、FRP防水を長持ちさせます。
細かな部分まで丁寧に塗り込み、美しい艶のある仕上がりとなりました。

FRP防水トップコート施工前

FRP防水プライマー塗布

FRP防水プライマー施工後

FRP防水トップコート中塗り塗布

FRP防水トップコート中塗り施工後

FRP防水トップコート上塗り

FRP防水トップコート上塗り施工後

FRP防水トップコート施工完了後
施工後の仕上がり
施工前はグレーを基調とした落ち着いた外観でしたが、今回は少し色味を含んだホワイトをベースに、深みのあるグリーンをアクセントとしたツートンカラーへ塗り替えました。
西日が強く当たる面にはホワイトを多く取り入れ、熱の影響も考慮した配色をご提案しています。さらに、バルコニー面はオーバーハングまでホワイトでまとめ、バルコニー内部や下部にはグリーンが入り込むように色分けすることで、建物の立体感を活かしたデザインに仕上げました。
軒天にはブラウンを採用し、雨樋・雨戸などの付帯部はブラックで統一。落ち着きのあるモダンな外観へと生まれ変わりました。

施工前

施工後

施工後(外壁塗装・屋根塗装・付帯部塗装・シーリング工事・FRP防水トップコート施工完了)
お客様からいただいたお声
工事中に予定していなかった旧クリア塗膜の密着不良が見つかり、不安なお気持ちもあったかと思いますが、現状のご説明や工程変更の内容をその都度ご相談させていただきながら工事を進めました。
工事完了後には、ご主人様・奥様お二人から、
「吉さんじゃなかったら、下地処理も含めてここまで丁寧に施工してもらえなかったと思います。」
という大変嬉しいお言葉をいただきました。仕上がりだけでなく、工事中の対応や説明についてもご満足いただけたことを、私たちも大変嬉しく思います。
塗装屋 吉から一言
今回の現場では、現地調査では判断できなかった旧クリア塗膜の密着不良が、工事中のテープチェックによって判明しました。
塗装工事では、建物の状態によって予定していた工程を変更しなければならないケースがあります。そのような時に大切なのは、無理に予定通り進めることではなく、その建物にとって最適な施工方法を選択することだと私たちは考えています。
今回は、剥離材を使用した全面剥離ではなく、お客様のご予算やワンちゃんへの配慮も考慮しながら施工方法をご提案しました。さらに、下塗り材の変更や二度のテープチェックによる密着確認を行い、一つひとつ工程を確認しながら施工しています。
塗装工事は、完成すると下地処理は見えなくなります。しかし、建物を長持ちさせるためには、その見えない部分こそ最も重要です。
これからも塗装屋 吉は、仕上がりだけでなく、その過程にも責任を持ち、お客様が安心して長く暮らせる塗装工事をご提供してまいります。
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塗装屋 吉では現場調査、見積もりは無料です。
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