雨樋交換の費用相場は?失敗しないための業者の選び方も解説

雨樋交換の費用相場は?失敗しないための業者の選び方も解説

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雨樋が破損や落下してしまったので交換したいけれど、費用面が不安という方は多いのではないでしょうか。

雨樋の不具合を放置すると住環境に悪影響を及ぼすため、早急な交換が必要です。

本記事では雨樋を交換する際にかかる費用相場や、費用を抑えるコツなどを解説します。

雨樋の修理にかかる費用は、作業範囲や足場の有無などによって大きく変動します。

また、雨樋の修理をDIYするのはリスクが高いため、業者に依頼するのが確実です。

記事の最後に、雨樋交換を依頼する業者選びについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

雨樋の役割と修理すべき理由

雨樋には屋根の雨水を集め、適切に排水する役割があります。

経年劣化や金具のサビ・緩み、自然災害などにより、ひび割れや脱落などの不具合を起こすケースがあります。

雨樋の不具合をそのまま放置すると起こり得るトラブルは、以下のとおりです。

・外壁や建物の基礎部分に雨水が浸入する
・雨水のはね返りによって外観が汚れる
・ぬかるみやカビ、コケが発生する
・ベランダや玄関まわりの水はねや浸水が発生する

雨樋の不具合を放置すると建物全体の耐久性を低下させるリスクがあるため、早急な交換が必要です。

 

雨樋交換にかかる費用の相場

雨樋の交換にかかる費用は、交換範囲や足場の有無によって変動します。

今回ご紹介する費用相場は、以下のケースです。

・足場が不要な雨樋の部分交換
・足場が必要な雨樋の部分交換
・雨樋の全交換
・参考:雨樋の掃除

上記ケースごとの費用相場について、くわしく解説します。

足場が不要な雨樋の部分交換

足場が不要な雨樋の部分交換では、1〜10万円が費用の相場です。

部分交換でも、交換する範囲や使用する雨樋の種類などによっても費用は前後します。

足場が必要な雨樋の部分交換

足場が必要な雨樋の部分交換にかかる費用は、6〜30万円が目安です。

高所作業が必要な雨樋の部分交換では、作業員の安全と作業スペース確保のために足場の設置が必須となります。

部分交換の費用に加えて足場代がかかるため、費用は割高となる傾向です。

雨樋の全交換

雨樋の全交換では、20〜70万円が費用相場です。

大規模な破損や経年劣化のある雨樋は、全交換で修理します。

参考:雨樋の掃除

雨樋の掃除を業者に依頼する場合は、1〜3万円が費用相場です。

1階部分であれば、業者に依頼せず自分で掃除することも可能ではあります。

2階以上にある雨樋の掃除は、安全面を考慮し業者に頼むのが望ましいです。

 

雨樋の交換費用をなるべく抑えるコツ

雨樋の交換費用をなるべく抑えたいという方は、以下の方法を検討してみてください。

・自社施工の業者に依頼する
・火災保険が利用できないか確認する
・参考:足場が必要な工事と同時に依頼する

それぞれの方法について、くわしく解説します。

自社施工の業者に依頼する

自社施工とは自社の職人やスタッフが、打ち合わせから工事、アフターフォローまでを一貫して担当する施工方式です。

下請けに依頼する中間マージン(仲介手数料)がかからないため、同じ工事内容でも費用を抑えられます。

また、自社の職人が作業するため、工事品質にばらつきが出にくくなるのも特徴です。

自社施工を行っている地域密着型の業者なら、迅速かつ臨機応変に対応してもらいやすいメリットもあります。

雨樋交換にかかる費用を抑えつつ施工品質にもこだわりたいなら、自社施工の業者がおすすめです。

火災保険が利用できないか確認する

台風・強風・雪害などの自然災害による雨樋の破損は、火災保険を利用できる可能性があります。

火災保険を利用できるかどうかには条件があり、経年劣化による破損やリフォーム目的では利用できません。

雨樋の不具合が自然災害によるものであれば、保険会社や修理業者に相談するのをおすすめします。

参考:足場が必要な工事と同時に依頼する

外壁塗装や屋根塗装など足場が必要な工事の予定があれば、雨樋交換と同時に依頼すると費用を抑えられます。

足場が必要な工事をまとめて依頼すれば、足場代が1回分で済むためです。

ただし、1回の工事に支払う金額は上がるため、無理に依頼する必要はありません。

雨樋以外に気になる箇所を同時に依頼すれば、かかる費用を抑えられる可能性があります。

 

雨樋の交換は業者に依頼するのがおすすめ

雨樋の交換費用を抑えるために、DIYできないか気になる方もいるかもしれません。

しかし、雨樋の交換をDIYするのはリスクが高いため、業者に依頼するのをおすすめします。

雨樋の交換を業者に依頼するメリットやDIYにともなうリスクについて、くわしく解説します。

業者に依頼するメリット

業者に依頼するメリットは、専門知識と技術による確実な修理効果が得られることです。

足場の設置など安全対策に十分留意したうえで施工するため、事故のリスクを最小限にできます。

自分では対応できない、 見えない箇所の清掃も依頼できます。

保証やアフターサービスをもうけている業者を選べば、施工後も安心です。

雨樋の交換をDIYするリスク

雨樋の交換をDIYすることは、施工難易度や安全面からおすすめできません。

雨樋は高所に設置されていることも多く、慣れない作業では転落など重大な事故につながり危険です。

また、誤った施工で雨水がうまく排水されないと、外壁や建物の基礎部分に悪影響を及ぼすリスクもあります。

施工ミスにより再施工の手間や費用がかかる可能性もあるため、業者に依頼するのが確実です。

 

雨樋交換で失敗しないための業者選びのポイント

雨樋交換は専門的な資格が不要なため、業者によって知識や技術力に差があります。

業者選びに失敗しないためには、以下のポイントを意識して選ぶのがおすすめです。

・雨樋交換の専門知識や実績が豊富か
・施工事例や口コミが豊富か
・見積もり内容が詳細で費用内訳が明確か
・保証やアフターサービスが充実しているか

それぞれのポイントについて、くわしく解説します。

雨樋交換の専門知識や実績が豊富か

業者の知識や技術力は、雨樋交換の仕上がりを左右する重要なポイントです。

知識や技術の未熟な業者に依頼すると、不具合の再発リスクがあります。

専門用語をわかりやすく解説してくれたり、工事内容を丁寧に説明してくれたりする業者なら安心です。

施工事例や口コミが豊富か

施工実績は対応力や品質の目安になるため、なるべくチェックしましょう。

公式サイトやSNSで、写真付きの施工事例を公開している業者は信頼性が高い傾向にあります。

Googleマップや口コミサイトの口コミでは、業者の対応や施工への満足度を確認できます。

ただし一部に事実と異なる口コミもあるため、総合的に判断するのが無難です。

見積もり内容が詳細で費用内訳が明確か

見積もりを確認する際は、工事内容や材料費、諸経費が細かく書かれている業者が安心です。

見積もりの内訳が明確であれば、想定外の追加費用といったトラブルを避けやすくなります。

逆に「一式」といった曖昧な表現が多い業者は要注意です。

保証やアフターサービスが充実しているか

雨樋の不具合は再発するリスクがあるため、保証やアフターサービス面も重要になります。

注意点として、口約束のみでは後から「言った、言わない」のトラブルになる可能性があります。

契約前に保証内容や期間を確認し、必ず書面で残すようにしてください。

 

雨樋交換の詳細な費用は信頼できる業者に確認しよう

雨樋交換にかかる費用は、作業範囲や足場の有無によって差があります。

費用を抑えようとDIYするのはリスクが高いため、雨樋の交換は必ず業者に依頼してください。

雨樋交換を依頼する業者は、施工実績や説明のわかりやすさ、保証などを確認して選ぶのがポイントです。

費用をなるべく抑えたいなら、自社施工かつ地域密着型の業者に依頼するのをおすすめします。


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