外壁塗装を検討しているものの「どの業者に頼めばよいのかわからない」と悩んではいないでしょうか。
塗装の劣化を放置すると雨漏りや構造材の腐食など、住まいの寿命に関わる深刻なトラブルにつながることもあります。
だからこそ、信頼できる業者を見極めて、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが重要です。
この記事では、信頼できる塗装業者の選び方や探し方、依頼先ごとの特徴までわかりやすく解説します。
はじめての外壁塗装で後悔したくない方は、参考にしてください。
信頼できる塗装業者の選び方
信頼できる塗装業者を選びたい方は、以下の5つを確認しましょう。
・地域密着型の塗装業者
・完全自社施工の業者
・有資格者が在籍している
・見積もりの内容が詳細かつ明確
・現地調査の内容を丁寧に説明してくれる
順に確認していきましょう
地域密着型の塗装業者
塗装工事は施工後も相談やメンテナンスの機会があるため、近くに頼れる業者がいると安心です。
地域密着型の業者は地元の評判を重視していることが多く、適当な対応をすればすぐに悪評が広まりやすいので、誠実な対応が期待できます。
また、近所に過去の施工事例があれば、仕上がりを実際にチェック可能で、業者の技術力を見極める手がかりになります。
万が一トラブルがあった際も、迅速な対応が期待できる点も心強い要素です。
完全自社施工の業者
完全自社施工の業者は、営業から施工までを自社で一貫管理しています。
外注業者に依頼しない分、責任の所在が明確で、万が一トラブルが起きた場合も対応が早く安心です。
現場の職人が直接対応するため、施工への意識が高く、手抜きが起きにくいのも大きな利点です。
また、間に業者を挟まないことで中間マージンがかからず、費用と内容のバランスが取りやすくなります。
現場と会社の距離も近く、工事中の相談や変更にも柔軟に応じてもらえる場合が多いため、初めての塗装工事でも安心して任せられます。
有資格者が在籍している
有資格者が在籍している業者は、信頼できる業者の可能性が高いです。
例えば、外壁診断士や外壁アドバイザーといった資格は、一定の知識や実務経験を持つことの目安になります。
有資格者であれば建物の状態を適切に把握し、状況に応じた施工内容を提案できる可能性が高いです。
見積書の内容が詳細かつ明確
信頼できる業者かどうかを見極めるには、見積書の中身をよく確認することが大切です。
内訳が具体的に記載されていれば、工事内容や費用の妥当性を判断しやすくなります。
例えば、「外壁塗装 一式」とだけ書かれている場合は注意が必要です。
塗料の種類や施工面積、工程ごとの費用などが明記されている業者のほうが、誠実に対応している可能性が高くなります。
また、見積書の説明を求めたときに、丁寧に内容を説明してくれるかどうかも重要なポイントです。
業者の姿勢や責任感が表れる部分でもあるため、遠慮せず確認しましょう。
現地調査の内容を丁寧に説明してくれる
現地調査は、建物の状態を正しく把握するために欠かせない工程です。
信頼できる業者は、調査結果をただ伝えるのではなく、写真や資料を使って劣化の状況をわかりやすく説明してくれます。
例えば、外壁のひび割れや塗膜のはがれがあれば、その原因や必要な補修方法まで丁寧に伝えてくれます。
現地調査の説明に納得できるかどうかは、その業者と信頼関係を築けるかの重要な判断材料です。
塗装業者を探す方法
塗装業者を探す方法は主に以下の3つです。
・インターネット
・チラシや地域誌
・知人からの紹介
どのように探せばよいかわからない方は、参考にしてください。
インターネット
塗装業者を探す手段として、インターネットが非常に便利です。
例えば、業者の公式サイトでは、対応エリアや施工実績、見積もりの流れなどを事前に確認できます。
また、Googleマップや口コミサイトを活用すれば、利用者の感想や評判もチェック可能です。
気になる業者が見つかったら「地域名+塗装業者」などで検索することで、自宅周辺の候補を効率的に絞り込めます。
ただし、公式サイトの更新頻度は業者によって異なり、古い情報のまま放置されているケースもあるので注意が必要です。
チラシや地域誌
チラシや地域誌には、地域密着型の塗装業者が掲載されていることが多くあります。
掲載内容には、キャンペーン情報や料金の目安が書かれていることもあり、他社との比較材料として活用しやすいのが特徴です。
さらに、スタッフの顔写真や施工事例が紹介されている場合は、業者の雰囲気や信頼性を判断する材料にもなります。
ただし、チラシの中には悪質な業者が紛れていることもあるため、内容をそのまま信じ込むのは避けましょう。
気になる業者があればインターネットで業者名を検索し、口コミや施工実績などをあわせて確認するのがおすすめです。
知人からの紹介
塗装業者を探す方法の中でも、知人からの紹介は信頼性の高い手段の一つです。
実際に工事を依頼した人の感想を直接聞けるため、業者の対応や仕上がりについて具体的な情報を得やすくなります。
また、紹介者とのつながりがあることで、業者がより誠実な対応をしてくれる可能性がある点も安心材料です。
ただし、人間関係がある分、対応に不満があっても断りづらく感じることがあるのも事実です。
紹介されたからといって、必ずしも自分に合うとは限りません。
最終的には費用や対応、提案内容などをふまえ、自分自身が納得できるかどうかを基準に判断することが大切です。
外壁塗装を依頼できる業者と特徴
外壁塗装を依頼したいと考えているものの、どのような業者に相談できるのか分からず困っている方もいるのではないでしょうか。
そこで、外壁塗装を依頼できる業者とその特徴をご紹介します。
依頼先を考えるうえで参考になれば幸いです。
地域密着型の塗装業者
地域密着型の塗装業者は、対応エリアを限定している分、現地調査や連絡への対応が比較的早い傾向があります。
近隣での施工実績がある場合、実際の仕上がりを確認できることもあり、依頼前の安心感につながります。
また、小規模な会社が多いため担当者との距離が近く、気になることを気軽に相談しやすいこともメリットです。
地域での評判が仕事に直結するため、誠実な対応を心がけている業者が多く見られます。
ただし、業者ごとに施工の品質や対応力には差があるため、実績や説明のわかりやすさなどもあわせて確認しましょう。
ハウスメーカー・工務店
ハウスメーカーや工務店に外壁塗装を依頼する場合は、新築時の施工会社に相談する方が多いです。
図面や仕様データをもとに見積もりを出してもらえるため、建物に合った提案が受けやすい点は安心材料といえます。
ただし、実際の施工は下請け業者が行うことが多く、その分費用が高くなりやすい傾向にあります。
営業と施工の担当が分かれていることもあり、打ち合わせ内容が現場に正確に伝わっているかどうかの確認も重要です。
また、ハウスメーカーや工務店は自社に職人を抱えていないことが多く、塗装作業は外部の業者に委託するのが一般的です。
そのため、提案の内容や施工の技術力にはばらつきがあり、会社ごとの差も出やすくなります。
リフォーム会社
リフォーム会社に依頼する場合は、外壁塗装以外の工事もあわせて相談できるのが大きなメリットです。
例えば、屋根や水回り、内装なども一括して計画できるため、住宅全体のメンテナンスを考慮した提案が受けられます。
外壁塗装と他の工事を同じ会社にまとめて任せられることで、工程の調整が簡単なことも魅力です。
もともと塗装業を営んでいた会社がリフォーム業に転身している場合は、社内に塗装の技術やノウハウが蓄積されており、施工の質にも期待できます。
一方で、異業種から参入した会社では、塗装作業を下請けに任せていることもあり、技術力や仕上がりに差が出ることがあります。
ホームセンター
ホームセンターでは、普段利用している店舗で気軽に外壁塗装の相談ができるという手軽さが魅力です。
料金体系が公開されており、セットプランやキャンペーンを実施していることもあります。
また支払い方法にも柔軟性があり、分割払いが利用できる場合もあります。
ただし、実際の施工はホームセンターと提携している下請け業者が担当するのが一般的で、対応内容や技術力は業者ごとに異なります。
塗装業者の選び方に迷ったら地元に密着した業者を選ぶのがおすすめ
外壁塗装は住まいを守るために欠かせない工事です。
信頼できる業者を選ぶには、現地調査や見積もりの丁寧さ、施工体制や資格の有無を確認することが大切です。
依頼先にはさまざまな選択肢がありますが、対応が早く、地元での実績も確認しやすい地域密着型の業者が最もおすすめです。
それぞれの特徴をふまえて、自分に合った業者を見つけましょう。